シーズ・ソー・ラブリー

シーズ・ソー・ラブリー

監督:ニック・カサヴェテス
脚本:ジョン・カサヴェテス
出演:ショーン・ペン、ロビン・ライト・ペン、ジョン・トラボルタ
アメリカ=フランス映画 / カラー / 96分 / 1997年


シーズ・ソー・ラブリー
私は、題名に「ラブ」と、付く映画に弱い。まず、ラブが付いたら観に行ってしまいます。「ラブ・セレナーデ」もそうだし、「ラブ etc」もそうだったんですけど。この映画も、そのうちの一つ。ラブリーなんて単語なんて素敵なんだろうと思います。

この映画は、とてもクレイジーな夫婦愛のお話。その、夫婦にプライベートでも、ほんとの夫婦であるショーン・ペン夫妻が演じています。
アメリカン・ニューシネマ以降、無軌道なカップルの生活や、逃避行を、描いた作品が多いのですが、どれも、かなりの好評価の物が多いですよね。
たとえば、「俺達に明日はない」、「ゲッタウェイ」「ワイルド・アット・ハート」、「トゥルー・ロマンス」、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」など、どれも、カップルがとっても愛し合っていてすごく憧れます。
この、脚本は20年前に、ニック・カサヴェテスの父であり、インディーズ映画の父とも呼ばれるジョン・カサヴェテスが書いたものだそうです。
ジョンは、生前脚本の朗読会をちょくちょく開いていて、そこで、この話を、ショーンペンが読んだそうです。そこで、彼はいたく気に入って自分が、主演をと熱望したそうです。しかし、その前にジョンが亡くなり、その後も、色々な事が重なって、やっと息子の手によって映画化されたのです!

妻モーリーン(ロビン)が妊娠中、荒っぽい性格の夫エディ(ショーン)は、どこかに消えてしまった。朝から、いろいろな所を探すモーリーン。いつものバーで、「私の夫見なかった!?」と、叫ぶ。そこで、同じアパートの住人キーファーに出会う。そこで、キーファーとお酒を飲み始め場所を変えてアパートで飲みなおす2人。
しばらくして、なれなれしく迫ってくるキーファーに、嫌悪感を感じビール瓶で殴ってしまう。そこで、怒ったキーファーが、モーリーンにし返しで殴る!顔に大きなあざを作って再びエディを探すモーリーン。また、バーに行ってみると愛しい夫エディが。エディは、顔のあざを、見るなり、キーファーに銃を持ってし返しに行く!それを、見かねたモーリーンは精神病院に電話してしまう。そこで、強制入院をくらったエディは、3ヶ月と言われて10年を、病院で過ごす事に・・・。
退院後、モーリーンの生活は、一変している。幸福で、素敵な夫ジョーイ(ジョン)と、3人の子供と幸せに暮らしている。そこに、昔の夫エディが帰ってきて・・・・・・・。

この物語に常識はまったく!通用しません。ただ、自分が愛していればいいのです。親も、人間。自分が、一番好き。そんな感じが、しました。そんなのよくない!って、思う人がいるかもしれないけれど、そんなピュアな愛があってもいいじゃないですか!この2人は、素敵な恋人。夫婦というより恋人かな?って、私は思いました。

この映画は、音楽もすっごくよかったんですが、残念ながらサントラは、発売されていません。あったら、ぜったい欲しかった。


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