黒い十人の女


黒い十人の女

監督:市川崑
脚本:和田夏十
出演:船越英二、山本富士子、岸恵子、宮城まりこ、中村玉緒、岸田今日子、クレイジーキャッツ
大映制作 / モノクロ / 103分 / 1961年


黒い十人の女
「こんなかっこいい邦画を観たのは初めてだ!」と、絶対思ってしまう、巨匠、市川崑のモノクロ作品。ストーリーは女ったらしの、TVプロューサーの、9人の愛人と妻が殺人を企てるというブラックなユーモアな、作品。まず出演者がすごい!!ポリデントのおじいちゃんこと、船越英二。これでまつゆうは、大ファンになってしまった。アンケートなどで、好きな俳優の欄には英二さんを、書いてます(笑)すごく、甘いマスクで最近には見られない美男子。この映画で、英二さんのイメージがくつがえされます。それに、元ミス日本の、山本富士子。すごい、台詞回しが、いかしてる。「そうざんしたの。」などの、今じゃめったに聞けない言葉連発。彼女のセリフで名言を1つ。誰にでも、やさしくてガールフレンドの多い旦那(英二)に一言!!

「誰にでも、やさしいってことは、誰にもやさしくないってことよ。」

おお〜〜〜〜!!!わかる、わかる!って思った人いるはず!
次に、岸恵子。めちゃくちゃ、かっこいい!!とにかく、ファッションがかっこいい!彼女は、フランスの映画監督と結婚して、今はフランス人です。(今は離婚してるかも)さらに、したったらずな口調がまたいい。いい味出してます。そして、中村玉緒。若くてピチピチ。とってもかわゆい。伊丹十三(一三)と、恋に落ちる役。最後に、岸田今日子。ここでも、癖のある、キャリアウーマンを、演じてます。女の強いとこと、弱いとこと、二つ見せててかわいい。やっぱり、声がいいよな〜。この映画、出演者も観てもらえばすごいですが、映像もかなりかっこいい!!!そして、最大の魅力は、監督の妻であり、脚本家の和田夏十の、脚本。本当に、セリフが面白い!!つらい恋をした女の子なら、思わずうなずいちゃいます。男の子は、女の子が怖くなるかも・・・・・(笑)でも、この映画には本物の女がいます。是非、観てみて下さい!!まつゆうの、いちばん好きな映画です。

ちなみに、ちょこっとクレイジーキャッツがでてます。

関連作品:市川崑モノ、「穴」主演:京マチコ
「私は二才」主演:船越英二、山本富士子
「あの手、この手」、「満員電車」 etc・・・・・


黒い十人の女

黒い十人の女
こちらの写真は、「黒い十人の女」のパロディ写真です。
上がまつゆうで下がミズタマ。両方、イメージは石ノ下市子。


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